商業誌の仕事を卒業しました
Ameba Owndをしばらく更新できなかった間に、重大な事態になっていたことをスルーしてしまっていました。
アメブロ、note、ツイッターではお知らせしていたので、日頃SNSをご覧頂いている方にはご存知のことと思いますが、こちらにも簡単に説明を載せておきます。
2019年7月下旬、宙出版の担当編集者さんから突然電話を頂きまして、掲載誌がライバル社へ譲渡されるとのことでした。
同じロマンスなので、すでにほとんどの漫画家さんは双方に執筆しています。
私のように、宙出版でしか描いていない人の方が少なかったでしょう。
ほとんどの漫画家さんは譲渡先の出版社へ場を移すのみですが、私はこれを機に商業誌を卒業しようと思いました。
32年商業誌一筋、締め切りに従って生活を決める毎日で、ちょっとした余裕もなく、少々疲れていました。
五十肩をこじらせ、何もなくても次は休んだ方がいいかと悩んでいたくらいでした。
加えて、昨年から個人出版レーベル Sun&Moon Label を立ち上げて個人出版に乗り出していたので、もうこれ一本で行こうとすぐ心は決まりました。
編集部から電話をもらってすぐ、「そういうことならオリジナルの作品はすべて私が、引き取り、(電子のみ)再出版します」と伝えました。
上の画像は、今月発売の最新刊『ベビーシッターと呼ばないで』のSun&Moon Label版のデザインアイデアです。
商業誌版(紙版)とはデザインが変わります↓
楽天ではこちら
amazonではこちら
紙版はウェブ、実店舗でお求めいただけます。
電子版のデザインは、デザイナーの愛ちゃんの素敵なアイデア案から選ぶのが大変でしたが、上のものとは違うものに決まりました。
本当に素敵なので、ぜひお楽しみにしていただけたらと思います。
また、タイトルロゴは、ほとんどが宙出版からお譲りいただけそうです。
この件に関しては、大変感謝しています。
宙出版様、デザイナー様に感謝申し上げます。
作品を引き立てるべく苦心してくださったタイトルロゴが、長く読者の皆様に愛していただけるよう、私も願っています。
また、原作のある作品については、現在進行中ですが、おそらくハーパーコリンズさんで引き取って頂けると思います。
オリジナルでも未発表の単行本、『冷ややかな結婚』、『やさしいあやまち』については、電子版は私の方で必ず出版します。
紙については未定なので、もし出版できなかったら申し訳ありません。
一冊1000円くらいになってもよろしければ、個人で出すのですが(^_^;)
どうしても、個人で紙を出すと、普通にそれくらいになってしまうんです。
その代わり、電子版ではできる限りのカラーページをカラーのまま収録し、あとがきなども書き下ろします。
商業誌を卒業するにあたっての思いなどは、noteの方へ詳しく書きましたので、併せてご覧いただけたらと思います。
今後は新作『Arriba! 2nd season』の執筆、出版をメインにやって参ります。
どうか一層の応援をいただけますようお願い申し上げます。
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